900番台
広義では209系試作車である元901系のことをさします。
その中でも3種類に分かれており大変興味深いです。
1.900番台 (元・ウラ90←ウラ101)
1992年3月に川崎重工業で901系A編成として落成。1994年1月に量産化改造を受けた。
改造前の特徴は以下のとおり。
・VVVFは富士重工製
・ツーハンドル採用
・901系では唯一のつり革設置車
ハンドルは量産化工事時に、VVVFは2001年4月のデジタルATC対応化工事にて量産車と同様のものに交換
された。
また、川崎重工業の2シート工法を取り入れたり側窓が固定1枚になったりと当時では革新的ではあった。
なお、台車間は量産車同様の13,300mmである。
俗に試作冷房といわれているのはこの編成とウラ92につまれていたAU720である。これは入場時などに
どういった理由か量産車と交換されたりしている。
ウラ90。スカートが量産車と違うことや6ドアがないことがわかる。
ピントがずれていますが、室内。
ドアは同じではあるが、LED式旅客案内表示機、ドアチャイムがなく、ドアコック蓋も異なる。
わかりにくいが、この2枚から戸袋の広告(小)に台座があることがわかる。これは試作3編成に共通するもの
である。
以下鋭意制作中
2.900番台 (元・ウラ91←ウラ102)
運転台仕切り。
車内の様子。蛍光灯がよき向き(枕木方向)なのが特徴。
でも、走行中は暗いです。クーラーも特徴的。
座席は他編成ほとんど変わりませんが…
干渉板形状が違います。色も何故かクリームに近いですし。
あと、ドア形状に注目。205系と同じ金枠式のようだ。
両端と中央、どっちが冷風吹き出し口で、
どっちがスイープファン(補助送風機)何だ…?
中を見ると分かるのですが、夏に風が勢いよく出ながら回転しているのがスイープファンです。
さて、ドア上です。
広告が高い、ドアコック形状の違い等あります。
つり革が気になってきた方、いませんか?
なんとも不思議な形状ですね。この編成だけの特徴です。
と、いうよりも、背後のやけに白いパネル(?)が気になります…。
この写真からも広告の位置が高いことが分かります(首に悪いです)。
運転台日光が射してて見にくいですね。
灰色の部分は日があたっている場所です。本当は黒一色。参考までに↓
(2006.10.19 南浦和にて)
夜なので無理があります。
が、左側はこっちのほうが見やすいです。
シールだらけ…。
(2006.10.19 南浦和にて)
解読できる範囲で解読しました。(○は解読できなかった所)
パネル上
この編成のドアは空気○○式の為、元ダメ圧力の
上昇を確認後ドア開閉を行って下さい。浦和電車区○○
パネル下
この編成のクーラーは、冷え過ぎによる結露・空調故障防止のため、
設定温度を24℃から26℃に設定してあります。
設定温度を変更しないで下さい!!浦和電車区
パネル右
徐行支援機能非搭載車
おまけ
製造時の従来:103系
現在の従来:209系・E231系